贈り物にふさわしい木箱入りの高級日本酒10選!!

　お世話になっているあの人へ、例えば退職祝いや誕生日、還暦やクリスマス、餞別などお酒を選びたいシーンは結構あると思います。

　ただ、お酒の知識がない人にとってはどれを贈ったらいいかさっぱりわからない、といった人も多いと思います。

　そこで今回はゴージャスな木箱入りになっている日本酒のおすすめを厳選してご紹介していきます！

※日本酒のランク　(精米歩合=お米の磨き具合で変わります。)
普通酒　・・・・・・・・精米歩合の規定なし
本醸造　・・・・・・・・精米歩合70%以下
特別本醸造・・・・・・・精米歩合60%以下
吟醸(純米吟醸)・・・・・精米歩合60%以下
大吟醸(純米大吟醸)・・・精米歩合50%以下
となり、大吟醸(純米大吟醸)が最高のランクです。

※日本酒度　
日本酒の甘い、辛いの目安
+の値が大きいほど辛口、マイナスになるほど甘口。(あくまで目安)

獺祭　純米大吟醸　磨き二割三分　
大山　純米大吟醸　吟雅凛匠
半蔵　純米大吟醸　磨き40
奥の松　大吟醸雫酒　十八代伊兵衛
天寿　純米大吟醸
賀茂鶴　純米大吟醸　大吟峰
千福　王者
大門　純米大吟醸35　〈DAIMON 35〉
春鹿　華厳　純米大吟醸原酒
まとめ

獺祭　純米大吟醸　磨き二割三分　

　まずはここ数年で日本酒業界で話題をさらっている「獺祭」から。山口県岩国市にある「旭酒造」の銘柄です。お酒を飲まない人でも名前くらいは聞いたことがある人は多いのではないでしょうか？

　うんちくとしては、安倍総理が当時のオバマ大統領にプレゼントした日本酒として、また、人気アニメのエヴァンゲリオンの作中に葛城ミサトが獺祭を飲んでいるシーンがあったりと、話題性がある商品。

　ニュースやカンブリア宮殿などメディアで取り上げられることも多く、近年一番話題になっている銘柄でもあります。

「獺祭　純米大吟醸　二割三分」はその獺祭ブランドの中でも高級品に位置するお酒。木箱入りは720mlと1.8Lとなっています。

　23%(77%)という極限まで磨いた山田錦を使い、最高の純米大吟醸に挑戦しました。華やかな上立ち香と口に含んだときのきれいな蜂蜜のような甘み、飲み込んだ後口はきれいに切れていきながらも長く続く余韻。

※旭酒造HPより

【商品名】獺祭　純米大吟醸　磨き二割三分

【原料米】山田錦

【精米歩合】23％

【アルコール度数】16%

【日本酒度】非公開

【酸度】非公開

【アミノ酸度】

【価格】720ml　　5,830円

　　　　1.8L　　　11,440円

リンク

大山　純米大吟醸　吟雅凛匠

　山形県鶴岡市にある「加藤嘉八郎酒造」が造る最高級品。「大山」という酒のブランドが定番で人気商品となっており、その一番高い日本酒がこの「大山　吟雅凜匠」です。

　日本の酒どころは広島県の西条、兵庫県神戸市の灘が有名ですが、「加藤嘉八郎酒造」がある鶴岡市大山地区もかつて「東の灘」、「東北の小灘」と称された酒のメッカです。

　このお酒は「吟醸の雅は凜した匠の心」との意味合いを込めて命名されました。日本酒のランクは最高ランクに位置する「純米大吟醸」。モンドセレクションで9年連続最高金賞を受賞、さらに2016年の「料理王国100選」にも認定された逸品なのです。

　最高の酒米と呼ばれる兵庫県産山田錦を精米歩合40%まで磨いて造った贅沢品。リンゴやマスカット、桃などフルーティーな香りと、口に含むと優しく透明感のある口当たり、奥行きと調和があり優雅な味わいは絶品です。

【商品名】大山　純米大吟醸　吟雅凛匠

【原料米】山田錦

【精米歩合】40%

【アルコール度数】16%

【日本酒度】＋1.5～＋2.5

【酸度】1.85～1.95

【アミノ酸度】0.80～0.90

【価格】720ml　　5,800円　 (税込)

　　　　1.8L　　　11,550円　(税込)

リンク

半蔵　純米大吟醸　磨き40

　「半蔵」は三重県の大田酒造が製造する日本酒。このお酒は2016年の伊勢島サミットのワーキングディナーの乾杯酒に採用され各国首脳が飲んだ銘酒!!

　ワーキングディナー「提供酒」としてなら数多くの銘柄が採用されているわけですが、乾杯酒に選ばれるのは1本だけなのでとても栄誉のあることです。

　そのサミットから一夜明けた日から入手困難な幻のお酒の仲間入りとなりましたただ、その前からも評判は高く、2011年の「インターナショナルワインチャレンジ」においてゴールドメダル獲得、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」では2013年から4年連続金賞に輝いています。乾杯酒に選出されたのは必然だったわけですね。

　華やかな香りと豊かなコクが絶妙にマッチした旨口。後味は繊細なスッキリとした余韻に浸ることができます。

山紫水明の静かなたたずまいの中で大切に育て上げた山田錦を40％に高精白し、少量手づくりで心をこめて醸した純米大吟醸。

　純米らしいコクのある味わいと吟醸酒の芳醇な香りが絶妙に調和した、淡麗かつ旨口の仕上がりです。

　一途に技と情熱を注ぎこんだ専心の一滴をご自宅でのひとときはもちろん、贈答用としても最適です。

※大田酒造HPより

【商品名】半蔵　純米大吟醸　磨き40

【原料米】山田錦

【精米歩合】40%

【アルコール度数】16%

【日本酒度】＋4

【価格】720ml　　5,500円　 (税込)

　　　　1.8L　　　11,000円　(税込)

奥の松　大吟醸雫酒　十八代伊兵衛

　「奥の松　十八代」は福島県二本松市にある「奥の松酒造」が造る大吟醸酒。

　実はこのお酒も2018年の「太平洋・島サミット」の歓迎レセプションで乾杯酒、また、同年の世界経済フォーラム年次総会「ダボス会議」の関連イベント「ジャパンナイト2018」でも同じく乾杯酒に採用されるなど栄誉あるお酒となっています。また、「全国新酒鑑評会」10年連続金賞、2017年の「World Sake Challenge」金賞、「東北清酒鑑評会」優等賞など、数えきれないほどの酒類コンクールで賞を受賞しています！

　「雫酒」とは、出来上がった大吟醸のモロミに圧力を加えず、自然のままにしたたり落ちる雫だけを集めたお酒。鑑評会出品酒並みの厳しい基準で造られるお酒。ものすごく希少で品質の高い日本酒になります。

　繊細で華やかな吟醸香、軽やかで滑らかな口当たり、柔らかでスッキリとした上品すぎる味わいを楽しむことができます。

　容量は720mlのみ。毎年150本の数量限定品となっています!!

【商品名】奥の松　大吟醸雫酒　十八代伊兵衛

【原料米】山田錦

【精米歩合】40%

【アルコール度数】17%

【日本酒度】＋3

【酸度】1.3

【価格】720ml　　5,400円　(税込)

リンク

天寿　純米大吟醸

　東北は秋田県由利本荘市にある天寿酒造が醸す日本酒。このお酒は

・2013年　インターナショナル・ワイン・チャレンジ　銅賞

・2014年　インターナショナル・サケ・チャレンジ　　銀賞

・2015年　インターナショナル・ワイン・チャレンジ　銅賞

・2015年　インターナショナル・サケ・チャレンジ　　銅賞

・2018年　ロンドン・サケ・チャレンジ　　　　　　　銀賞

・2019年　ワイングラスでおいしい日本酒アワード　　最高金賞　(大吟醸部門)

と、数々の受賞歴を誇ります。

　天寿のお酒はすべて低温長期発酵で酒造りをしており、すべての商品を手間暇かけて精魂込めて日本酒を作り上げています。しかしながら、「天寿　純米大吟醸」はこのスペックで、同レベルの商品と比べるとややお手頃な価格なのがうれしいところ。芳醇な香り、繊細な味わいで高級感を感じられる1本です。

　「天寿」の由来は「飲む人が百の齢まで幸せに」との願いが込められています。まさしくお酒好きの人に贈りたい銘酒です。

【商品名】天寿　純米大吟醸

【原料米】秋田酒こまち

【精米歩合】40%

【アルコール度数】16%

【日本酒度】-1

【酸度】1.7

【価格】720ml　　3,780円　(税込)

　　　　1.8L　　　7,560円　(税込)

リンク

　同じく、天寿酒造ではこれも木箱入りの「鳥海　大吟醸」があります。こちらの方が最高級米である兵庫県産「山田錦」を35%になるまで磨き上げ、さきほどの「天寿　純米大吟醸」よりも高級感が増しています。「鳥海」とは、霊峰「鳥海山」から命名されています。2014年「インターナショナル・ワインチャレンジ」銅賞、2014年「インターナショナル・サケ・チャレンジ」金賞を受賞しています。

リンク

賀茂鶴　 純米大吟醸　大吟峰

　広島県西条市にある賀茂鶴酒造が造る純米大吟醸。西条といえば、「大山　吟雅凜匠」のときにご紹介した日本の酒どころの一つです。

「大吟峰」は雑誌「pen」の3月1日号「2017年決定版　ソムリエが選ぶおいしい日本酒」の表紙に掲載されています。また、日本酒好きの天皇が皇太子時代にお忍びで来られた蔵でもあり、皇室ご用達の蔵元です。

　「大吟峰」は「2012年秋季全国酒類コンクール」純米大吟醸部門　特賞第一位を獲得、同年、峠本忠義杜氏が黄綬褒章を受章しています。

　純米大吟醸ならではの優雅な香り、酸味、甘みがバランスよくうまく調和し、華やかな味わいを楽しむことができます。

　また、賀茂鶴酒造といえば安倍晋三総理大臣と当時のアメリカ大統領だったオバマ氏が一緒に飲んだ「賀茂鶴　特選ゴールド」も有名で人気のお酒。オバマ氏が国賓待遇で来日した際、銀座にある名店「すきばやし次郎」で食事をしたときに飲まれた日本酒。　

　桜の花びらが入っている縁起の良いお酒でもあります。こちらは木箱入りにはなっていませんが、豪華な金色の化粧箱入りとなっています。

リンク

【商品名】賀茂鶴　純米大吟醸　大吟峰　

【原料米】山田錦

【精米歩合】50%

【アルコール度数】15.5%

【日本酒度】＋3

【価格】720ml　　3,850円　(税込)

　　　　1.8L　　　8,800円　(税込)

リンク

千福　王者

　こちらも広島県のお酒で呉に蔵を構える「三宅本店」が製造している大吟醸で「千福」と名をつけたブランド。

　「千福」は日本海軍御用達のお酒として知られ、戦前には全ての戦艦に積まれていました。あの「戦艦大和」にも納品されており、「大和ミュージアム」の海中の戦艦大和の映像に「千福」の瓶が映る映像が残されています。戦時中には一時的に三宅本店が日本酒生産量一位となり、その際に「酒王」という文字を入れたそうです。

　少し話はずれますが、令和元年5月28日にトランプアメリカ大統領が来日した際、護衛艦「かが」に乗艦した際に乗艦記念として大統領に手渡した日本酒も千福のお酒。それが「加賀　純米吟醸」です。

　↓加賀　純米吟醸↓