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芋焼酎「赤兔馬」の全10銘柄を徹底解説!贈り物にふさわしいのは?種類と違いとは

         

 

 鹿児島県いちき串木野市にある濱田酒造が製造している人気芋焼酎赤兔馬」。

 「プレミアム芋焼酎の一つに数えられ、某ショッピングサイトの芋焼酎ランキングや、雑誌などの人気芋焼酎ランキングでも必ず上位に来る銘柄です。

 

 通常のレギュラー商品は赤と黒のラベルが印象的なこちらの「薩州赤兔馬」です。

 

 


 しかし、その他にもいろいろな赤兔馬があるのをご存知でしょうか?


 それは季節限定品や原酒など、焼酎の赤兔馬7種類、さらには赤兔馬の名を冠したリキュールまであり、それは3種類あります。

 

 限定品といわれても、その違いがなかなかわからないですよね?例えば贈り物やプレゼントに赤兔馬を選ぼうとしても、どれがいいかさっぱりだと思います。

 そこで今回は、リキュール含む、「赤兔馬」の名が付いている全商品を一挙に紹介・解説と比較をしていこうと思います!

 

 濱田酒造とは 

 

 まず赤兎馬醸造元である濱田酒造について。濱田酒造はプレミアム焼酎にありがちな小さな蔵元ではなく結構大手の会社です。芋焼酎だけではなく、麦焼酎やビール、梅酒、あんず酒、さらには日本酒までも造っており、商品のジャンルも幅広く、さらに商品の種類も豊富です。

 

 代表的なものでは、麦焼酎でしたら、全国的に有名で皆さんも見たことがあると思われる隠し蔵

 

 

 

 私が住んでいた四国ではたまにCMが流れていた記憶もあります。

 芋焼酎では「海童」が主力商品になるでしょうか。

 

 

 

と様々な商品を扱っています。もちろん、低価格帯ではなく、高価で付加価値のあるものも製造しています。

 芋焼酎ですとこの「特上大魔王」

 

 


 焼酎で木箱に入っている小品はあまり見かけません。価格は3,850円(税抜)です。

 

 

 

 赤兔馬の由来

 

 そして本題に戻りますが、「赤兎馬」の名前の由来です。三国志に出てくる一日に千里を駆ける名馬の名前から取っているそうです。私は三国志は全然わからないですが、三国志ファンなら余計に魅力的な商品ですね。

 そしてその三国志呂布という武将も出てくるらしいのですが、呂布という芋焼酎も、濱田酒造から発売されています。

 

 

 こちらの呂布は比較的最近発売されたので、まだ赤兎馬に比べ知名度はまだまだですが、評判は上々のようですね。

 赤兎馬呂布ともに歴史好きの方へのプレゼントにも最適です!

 

 薩州赤兔馬

 

 

 そしてここからは、赤兎馬の各商品を説明していきます。

 まず最初に冒頭で紹介した、一般的で、店頭でも比較的見かけることの多い通常品の「薩州赤兔馬

 高級な芋焼酎に使われることが多い「黄金千貫」という芋を使用。あの有名な森伊蔵も黄金千貫で醸しています。

 720mlのボトルはワインのボルドータイプのような形状となっています。焼酎ではなかなか珍しい形をしています。

 

 すっきり軽快に飲むことができますが、同時に芋特有のまろやかさ、濃厚さも堪能できる品質の高い1本。甘い芋の香りと柔らかな口当たりを一度お試しください。


【商品名】薩州赤兔馬
【使用芋】黄金千貫
【アルコール度数】25度
【使用麹】白麹
【蒸留方法】常圧蒸留
【価格】720ml  1,580円 (税抜)

    1.8L   3,000円 (税抜)

 

 

 

 薩州赤兎馬 徳利

 

 

 先ほどご紹介した「薩州赤兎馬」を徳利に詰めた商品。普通の赤兎馬は知っていてもこちらの徳利を知っている方は少ないのではないでしょうか。中味は通常の赤兎馬と同じですが、趣がある1本。プレゼントや贈り物にふさわしい、他と差別化できる商品です。

 

【商品名】薩州赤兔馬
【使用芋】黄金千貫
【アルコール度数】25度
【使用麹】白麹
【蒸留方法】常圧蒸留
【価格】720ml  3,000円 (税抜)

 

 

 

 紫の赤兔馬 【春・秋限定 3月・9月出荷】

 

 

 まさに、商品名通りのラベル。「紫の赤兔馬」は限定品となっており、春と秋の年二回しか発売されません。通常品と比べると、店頭で見かける頻度は通常品と比べ少ないですが、最近は品揃えしている店もたまに見かけます。

 

 オリジナルとの違いはというと、使用されている芋の種類が違います。通常品は「黄金千貫」が使われていますが、「紫の赤兔馬」はその黄金千貫に加え、「頴娃紫」(えいむらさき)という紫芋を使用しています。というわけでラベルも商品名も紫になっているわけですね!

 

 「頴娃紫」は鹿児島県南さつまの頴娃地区で少量だけ栽培されている紫芋。果肉が綺麗な紫色をしており、ポリフェノールアントシアニンを多く含んでいます。高級な和菓子にも使用されている、希少な芋です。

 この「頴娃紫」を使用して造られる焼酎はカシスを思わせる果実の華やかな甘みと香り、まろやかな味わいに仕上がります。

 

その他にこの頴娃紫を使っている芋焼酎「魔界への誘い 頴娃紫」【春季数量限定】、紫芋 尽空」などがあります。「尽空」はJAL国際線ファーストクラスに「搭載されている麦焼酎「吾空」の蔵元「喜多屋」の商品です。

 

 

 


 「紫の赤兎馬」は紫芋由来の華やかな香りとフルーティーな香味、甘みがありまろやかでふくよかな味わいが特徴的。通常のさつまいもとは違い、紫芋の味覚を楽しむことができ、紫芋仕込みの焼酎のお手本のような逸品。


 紫色ということで、古希(70歳)、喜寿(77歳)のお祝いとしてもピッタリだと思います。

 

【商品名】紫の赤兔馬
【使用芋】黄金千貫、頴娃紫
【アルコール度数】25度
【使用麹】白麹
【蒸留方法】常圧蒸留
【価格】720ml  1,460円 (税抜)

    1.8L   2,780円 (税抜)
【飲み方】 ストレート、ロック
【販売時期】春・秋 (年二回発売・限定品)

 

 

 

 薩州赤兔馬 ブルー 【夏季限定】

 

 

 

 こちらは青の爽快で涼しい佇まいが映えるブルーの赤兔馬。その印象通り、こちらは夏限定の商品となっています。ということで年一回の発売です。紫よりもレアということになりますね。

 

 通常品、紫、このあとご紹介する赤兔馬のアルコール度数は25度となっていますが、このブルーは20度とやや低めに抑えており、飲みやすい設定になっています。

 そして原料に使用している芋も、黄金千貫+頴娃紫製造しています。頴娃紫は「紫の赤兎馬」にも使われていた品種ですね。

 

 夏限定、アルコール度数20度と、すっきり爽快に飲むために造られていますが、味の薄さを感じさせることがなく、赤兔馬特有の濃厚さとまろやかさも堪能できるという贅沢な1本。紫の赤兎馬よりも軽快でフルーティーさが特徴的です。

 

 もちろんお湯割りではなく、ストレート、ロック、水割りで楽しみましょう!


【商品名】薩州赤兔馬 ブルー
【使用芋】黄金千貫、頴娃紫
【アルコール度数】20度
【使用麹】白麹
【蒸留方法】常圧蒸留
【価格】720ml  1,320円 (税抜)

    1.8L   2,500円 (税抜)

 

 
 

 薩州赤兔馬 玉茜 【季節限定】

 

 

 こちらは、もうおなじみの「黄金千貫」と、商品名にもある「玉茜」という品種の芋をブレンドして造った芋焼酎

 

 「玉茜」は非常に希少な、生産量の限られている芋の品種。他に玉茜で造っている焼酎を聞かないくらい、レアな芋です。

 玉茜の特徴は、柑橘系の果実のような華やかな香り、フルーティーで爽やかな香味がし、今までの芋焼酎にはない味わいを楽しむことができます。

 

 他に玉茜で造っている芋焼酎は有名なものに「茜霧島」があります。

 

 

 「茜霧島」は2014年に発売され、当時ものすごく話題になりました。現在でも年二回(1月と7月頃)の限定発売になっています。 

 

 やはり玉茜は貴重で生産量が限られている証拠ですね。

 

 さて、「赤兎馬 玉茜」の味わいは、赤兎馬のクリアでまろやかな味わいに玉茜由来の、キンモクセイを思わせるフローラルな香味が持ち味。甘い香りと旨味が上手にマッチしている贅沢な味わいとなっています。

 

 2019年10月に新商品として発売され、その後2020年4月に出荷されています。今のところ年二回の出荷ペースとなるのでしょうか?出荷情報を随時更新していきます!!


【商品名】薩州赤兔馬 玉茜
【使用芋】黄金千貫、玉茜
【アルコール度数】25度
【使用麹】白麹
【蒸留方法】常圧蒸留
【価格】720ml  1,460円 (税抜)

    1.8L   2,780円 (税抜)

 

 

 

 薩州赤兔馬 甕貯蔵芋製焼酎使用 【冬季限定】

 

 

 いきなり、商品名が長くなってしまいました。その名の通り、甕貯蔵芋麹製酒質ブレンドして造られています。

 

 甕で貯蔵した商品はまろやかになり、芋麹で造った商品は豊かな芋の風味とコクが持ち味。そのため、従来の赤兎馬に加え豊かな味わいとコクを堪能することができます。ただ濃厚な味わいというわけではなく、口当たり爽やかで飲みやすさも実現しています。

 冬の味覚に合う芳醇な赤兎馬。是非一度ご賞味ください。

 

【商品名】薩州赤兔馬 甕貯蔵芋麹製焼酎使用
【使用芋】黄金千貫
【アルコール度数】25度
【使用麹】白麹
【蒸留方法】常圧蒸留
【価格】720ml  1,830円 (税抜)

    1.8L   3,480円 (税抜)

 

 

 薩州赤兎馬 極味の雫 【数量限定品】

 

 
 赤兎馬の原酒をじっくりと熟成させて醸しあげた「極味の雫」年間5,000本のみの生産ということで超レアな商品です。

 原酒をさらに熟成しており、アルコール度数が高く濃厚な口当たりが特徴の原酒といえど、フルーティーでマイルドな味わいを実現しています。華やかな香りと丸みのある旨味と甘味を堪能することができます。

 720mlのみのラインナップが多い原酒ですが1.8Lもあります。贈答用におすすめすぎる希少品です。

 

【商品名】薩州赤兔馬 極味の雫
【原材料】さつまいも(鹿児島県産黄金千貫)、米麹(国産米)
【使用芋】黄金千貫
【アルコール度数】35度
【使用麹】白麹
【蒸留方法】常圧蒸留
【価格】720ml  5,000円 (税抜)

    1.8L   10,000円 (税抜)

 

 
 

 赤兎馬 柚子 【限定品】

 

 

 赤兎馬芋焼酎だけでなくリキュールも3種類あります。まず最初にご紹介するのはこの柚子酒。

 

 「赤兎馬」の名が付いている通り、赤兎馬を使用した芋焼酎仕込みの柚子酒。「甘い柚子酒」というよりかは赤兎馬に柚子を漬け込み、さっぱりした味に仕上げたという感じ。
 ただやはりおいしいには変わりません。赤兎馬の濃厚なコクと柚子の爽快な酸味が上手くマッチした逸品です。

 

 実は年に一回発売のみの希少品。赤兎馬シリーズのリキュール3種類は一般的な小売店ではほとんど見かけません。ネットで買うのが賢明です。

 
【商品名】赤兎馬 柚子
【原材料】本格焼酎赤兎馬)、果糖、柚子(鹿児島県産)
【アルコール度数】14度
【価格】720ml  1,300円 (税抜)

    1.8L   2,480円 (税抜) 

 

 

 

 赤兎馬 梅酒

 

 

 契約農家の方が栽培した鹿児島県産の南高梅赤兎馬の原酒で仕込んだ梅酒。赤兎馬由来の濃厚なコクと果実由来の梅の爽快で上品な酸味が美味です。芋焼酎仕込みということで苦手意識がある方も多いかもしれませんが、クセが少なくスッキリ軽快に飲むことができます。

 

【商品名】赤兎馬 梅酒
【原材料】本格焼酎赤兎馬)、果糖、柚子(鹿児島県産)
【アルコール度数】14度
【価格】720ml  1,300円 (税抜)

    1.8L   2,480円 (税抜)

 

 

 

 赤兎馬 柚子梅酒

 

 

 こちらは鹿児島県産の柚子と南高梅を使用した「柚子梅酒」。柚子と梅酒両方を味わえる贅沢な1本。柚子の爽やかな香りと梅のほどよい酸味がミックスされ上品で軽快、さっぱりした香味。絶妙なブレンドで飲む人を魅了しています。

 

【商品名】赤兎馬 柚子梅酒
【原材料】本格焼酎赤兎馬)、梅、砂糖、果糖、柚子
【アルコール度数】14度
【価格】720ml  1,300円 (税抜)

    1.8L   2,480円 (税抜)

 

 

 

 まとめ 【どれがおすすめ】

 

 以上、「赤兎馬」と名の付く商品を全てご紹介しました。(※2020.04.02執筆時現在)。

 

 やはり最初は通常品赤と黒「薩州赤兎馬」を飲んでみてください。その次には入手できそうな、見かけたらラッキーですが、限定品を手当たり次第飲み、自分の好きな赤兎馬を発見してみてください。どの銘柄も気に入ってくれると思います。

 

 通常の赤兎馬と紫の赤兎馬は比較的店頭で見つけることができます。もしかするとセブンイレブンで入手できるかもしれません。そして徳利も大手スーパーで見たことがありますので、飲むことができる可能性大です。

 しかしリキュール含め、他の限定品は店頭では中々見つけることができず、あったとしてもプレミア価格で定価ではないこともあります。

 

 探す時間と労力を考えるとネットで購入する方が手っ取り早いです。ネットでは蔵元が認めた特約店が定価で出品していたりしますので価格も良心的です。

 

 この記事が皆さんの参考になれば幸いです!!