アルコアイランド

お酒好きの筆者が好きにアルコールに関する情報を発信していきます

ラガヴーリンってどんなウイスキー?特徴と種類を徹底解説!!プレゼントにおすすめは?

 

       

 

 ラガヴーリンはアイラでも上位の人気を誇る銘柄。「アイラの巨人」「シングルモルトの巨人」とも評され、アイラの中でも味わいも骨太でリッチ、そして高級なイメージがあります。しかしながら、他のアイラのウイスキーに比べると飲み口は優しく甘さもありバランスの良いウイスキーで全体的に整った味わいです。

 

 1980年代は操業が週に2日間だけの期間がほとんどで、クラシックモルトシリーズにほとんどの原酒を使っており、そのためかつてはスタンダード商品である「ラガヴーリン16年」でさえも供給が少なかったようです。

 今回はそのラガヴーリンをご紹介します。

 

 

 

【蒸留所概要】


ラガヴーリン LAGAVULIN

(スコッチ・シングルモルト)

【ゲール語】

水車小屋のある湿地

【地域】

スコットランド アイラ

【仕込み水】

ソラン湖の湧き水

【創業年】

1816年

【正規輸入代理店】

モエ・ヘネシー・ディアジオ

【所有者】

ディアジオ

【特徴】
・「アイラの巨人」と謳われる逸品
・アイラの中でもスモーキーながら口当たり優しく甘さもありバランスが整っている
・スコッチでナンバーワンウイスキーに挙げる人も多い人気銘柄

 

 この強烈な個性を知らずして シングルモルトを語れない  
 アイラ島のラガヴーリン湾に面した、 絵画のように美しい蒸留所で作られるシングルモルト。 情熱的、スモーキー、豊かな香味で、 多くの愛好家からアイラモルトの 決定版と評価されています。
※モエ・ヘネシー・ディアジオHPより

 

【ラガヴーリンをキーモルトにしているウイスキー】

 

 様々なウイスキーの原酒(モルト・グレーンなど)をブレンドしているスコッチウイスキーのことを「ブレンデッドウイスキー」といいます。「キーモルト」とは、そのブレンデッドウイスキーの核として使用しているウイスキーの銘柄のこと。

 

 ホワイトホース

 

        

 

 スーパーでも手に入るお手頃なブレンデッドウイスキー「ホワイトホース」。意外ですが実はラガヴーリンをキーモルトにしています。ラガヴーリンほどのピーティーさはないですが、ほのかなスモーキーさはバランスがよくハイボールにおすすめです。
 ホワイトホースは日本限定の「ホワイトホース12年」もありますので試してみてください。

 

 

 

【ラガヴーリンの種類】

 

 それではラガヴーリンの種類をみていきます。多種多様ありますが、その他アイラの「ボウモア」、「ラフロイグ」、「アードベッグ」などと比べるとまだラインアップは少ない方でしょうか。

 

ラガヴーリン 8年

 

     


 世界のウイスキーの賞を数々受賞しています。現行では一番熟成年数が短い商品です。次に紹介するラガヴーリン創業200周年を記念したボトルがリリースされ、人気のため定番商品となりました。

 

 
 

ラガヴーリン 8年 200周年

 

      


 2016年のラガヴーリン創業200周年を記念してリリース。人気のため定番商品となりました。

 

 
 

ラガヴーリン 10年

 

       


 免税店限定。2019年に新登場した新しいアイテム。異なる3種類の樽(リフィルカスク、バーボンカスク、ニューリー・チャード・リジュベネーテッドカスク)を使用しています。

 

 

⇒ ラガヴーリン10年 定価・価格、味わいと商品詳細

 

ラガヴーリン 11年 オファーマンエディション


 ラガヴーリンをこよなく愛する、アメリカのコメディ番組でロン・スワンソンが扮するニック・オファーマンがコラボ。次に紹介するギネスビールカスクフィニッシュもあります。
 

ラガヴーリン 11年 オファーマンエディション ギネスビール カスクフィニッシュ  

 

      


 先に紹介したオファーマンエディションのギネスビールカスクフィニッシュバージョン。

 

 
 

ラガヴーリン 12年 スペシャルリリース

 

      


 毎年発売されるスペシャルリリース。ラガヴーリンだけではなく、ディアジオが所有している蒸留所のプレミアムなモルトが数量限定で発売されます。ラガヴーリンもそのうちの一つで、このシリーズはカスクストレングスでボトリングされます。発売年も記載されていますので贈り物にもいいのではないでしょうか。リリース年によってボトルなども違いますので購入時は気を付けてください。

 

 

⇒ ラガヴーリン12年 スペシャルリリース2021-2022 定価・価格、味わいと商品詳細

 

ラガヴーリン 16年

 

       


 16年熟成にしてラガヴーリンのスタンダードボトル。一般的にラガヴーリンといえばこれです。多くの人が絶賛する銘柄で、スモーキーさもパワフルですが繊細さも併せ持つ銘酒です。

 

 

⇒ ラガヴーリン16年 定価・価格、味わいと商品詳細

 

ラガヴーリン ディスディラーズ エディション

 

 ディアジオが毎年リリースしている限定品。ラガヴーリン以外にもタリスカーオーバンなど、ディアジオが所有している蒸溜所でこのシリーズを発売しています。
 それぞれの蒸留所で、普段とは異なった樽を使い熟成させているシリーズです。このラガヴーリンは最後に「ペドロヒメネス」(シェリー)の樽で熟成させて仕上げています。

 

 

⇒ ラガヴーリン ディスティラーズエディション 定価・価格、味わいと商品詳細

 

ラガヴーリン ゲーム・オブ・スローンズ

 

      

 

 アメリカの人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」とのコラボ商品。ラガヴーリン以外にもカーデュやタリスカーなどのゲーム・オブ・スローンズバージョンもあります。中には日本未発売のものも。

 

 

⇒ ラガヴーリン9年 ゲーム・オブ・スローンズ 定価・価格、味わいと商品詳細

 

【プレゼントにおすすめのラガヴーリンは?】

 

 スタンダード品といえど16年の評価は高いのでそれ以下の熟成年数の商品(8年・10年など)も十分いい商品ですが予算に余裕があれば16年がいいでしょう。既に16年を経験済み、またはちょっと変わったウイスキーがいいという人には12年スペシャルリリース、ディスティラーズエディションがおすすめです。
 

【ラガヴーリンに似ているウイスキー】

 
 ラガブーリンと同じくスモーキーでピーティーなウイスキーというと、やはり若干の特徴の違いはあるもののアイラのウイスキーということになるでしょう。その中でもピートの強さでいうと「アードベッグ」「ラフロイグ」がいいでしょう。アイラ島南部にある「ラガヴーリン」、「ラフロイグ」、「アードベッグ」合わせて「キルダルトン3兄弟」と呼ばれています。
 

【まとめ】

 

 ラガブーリンはアイラでもボディが厚く、ピーテッドタイプが好きな人は外せない銘柄です。人気もあり最近は在庫切れの商品もしばしばあります。アイラ好きな人は特に「ラガヴーリン16年」は経験しておいた方がいいでしょう。