スペイバーンはスコットランド、スペイサイドにある蒸留所。創業は1897年で、「ダイヤモンド・ジュビリー」と呼ばれるヴィクトリア女王在位60年の年に誕生しました。逆に、ダイヤモンド・ジュビリーにの年に最初のスピリッツが完成するよう創設を間に合わせたらしいです。
知名度が高いわけではありませんが、シングルモルトとしては手頃な価格帯で高品質、クセが少なくスッキリとした味わいなのでウイスキー初心者や女性の方におすすめできるブランドです。
ラベルには鮭があしらわれていますが、スペイバーン蒸溜所があるスペイ川の下流ではサーモンフィッシングが有名なことからデザインされています。
- 【蒸留所概要】
- 【スペイバーンをキーモルトにしているウイスキー】
- 【スペイバーンの種類】
- スペイバーン ブラダン オラック
- スペイバーン ホプキンスリザーヴ
- スペイバーン10年
- スペイバーン15年
- スペイバーン16年
- スペイバーン18年
- 【プレゼントにおすすめのスペイバーンは?】
- 【まとめ】
【蒸留所概要】
★ スペイバーン SPEY BURN (スコッチ・シングルモルト)
【ゲール語】
【地域】
スコットランド スペイサイド地方
【仕込み水】
【創業年】
1897年
【正規輸入代理店】
三陽物産
【所有者】
UD社
1991年 インバーハウス社
2006年〜 タイ・ビバレッジ
【特徴】
・シングルモルトの中では低価格帯ながら高品質
・青りんごやシトラス、レモン、バニラなど華やかでフルーティー
人気の高いスペイサイドモルト
高品質のウイスキーでありながら、お手頃な価格が多くの消費者に愛され、
特に英国と米国で人気を得ているスペイサイドモルトです。最も風景と調和した蒸溜所
ローゼス渓谷にある蒸溜所はより良い水質を追求した創業者のジョン・ホプキンスによって建てられました。
蒸溜所はとても美しく、スコットランドでも有数の、最も風景と調和した蒸溜所と称されています。100年の挑戦の歴史
スペイバーン蒸溜所は、1897年に創立されました。
この年は、ヴィクトリア女王の在位60周年を祝う"ダイヤモンド・ジュビリー"にあたり、それを記念するために
窓もドアも完成していない蒸溜所で、吹きさらしの中作業が行われ、猛吹雪の日、最初のスピリッツが完成しました。
1900年にドラム式モルティングを最初に導入した蒸溜所としても知られ、現在は使われていませんが歴史的価値がある為今も保存されています。※山陽物産HPより
【スペイバーンをキーモルトにしているウイスキー】
様々なウイスキーの原酒をブレンドしているスコッチウイスキーのことを「ブレンデッドウイスキー」といいます。「キーモルト」とは、そのブレンデッドウイスキーの核として使用しているウイスキーの銘柄のこと。
【スペイバーンの種類】
それではスペイバーンの種類を紹介していきます。
スペイバーン ブラダン オラック
商品名の「ブラダン オラック」とは、ゲール語で「ゴールデンサーモン」と言う意味。年数表記がないため3,000円を切る値段で販売されています。10年よりも手軽に楽しめるノンエイジなので、10年よりもやや軽い印象。
青りんごやレモンの爽やかな柑橘系、バニラの甘さなど、初心者でも手軽に楽しめる銘柄です。
スペイバーン ホプキンスリザーヴ
免税店限定商品。スペイバーンの創業者であるジョン・ホプキンスをしたの名前を冠しています。ピートタイプのウイスキーを熟成させていたリフィルバーボン樽を使用しているためややスモーキーな味わいに、スペイバーンの特徴であるバニラやシトラスの爽やかな香味が味わえます。
スペイバーン10年
スペイバーンの中で一番熟成年数が若く、スペイバーンのスタンダード商品。バーボンとシェリー樽をヴァッティングさせています。飲みやすく、軽やかでフローラルなため、初心者や女性におすすめできる筆頭のアイテム。
スペイバーン15年
アメリカンオーク樽とスパニッシュオーク樽を使用。シェリー樽由来の風味も楽しめます。爽やかでありながらパワフルな味わいとフルーティーさも兼ね備えた1本です。
スペイバーン16年
免税店限定で1000mlサイズが流通しています。16年熟成といえど1000mlある中で価格も比較的入手しやすい商品です。アメリカの元バーボン樽で熟成しており、バニラやチョコ、ハチミツのニュアンスを楽しめます。
スペイバーン18年
ほんの少しアルコール度数の高い46%の18年熟成もの。アメリカンオークとスパニッシュ オークで熟成。深みがありリッチな味わい。香りはアーモンドやトロピカルフルーツ、味わいはダークチョコ、優しいスパイシーさがあり余韻はややスモーキー。
【プレゼントにおすすめのスペイバーンは?】
スペイバーンをプレゼントするのだったら10、15、16、18年など数表記がついたものがいいでしょう。
【まとめ】
スペイバーンは正直あまり話題にのぼることがないウイスキーですが、とっつきやすさと飲みやすさでいうと個人的には好印象なウイスキーです。スペイバーン10年は白州に似ているとネットでも話題になっていたりしますので、一度試してみてはいかがでしょうか?