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【朝日酒造】久保田の全銘柄を徹底解説!贈り物におすすめは?種類と違いとは【新潟】

      

 

 

 新潟の人気銘柄「久保田」。「越乃寒梅」や「八海山」と並び新潟を代表する日本酒の一つで全国的に素晴らしい人気を誇ります。


 その久保田も種類がたくさんあり、お酒に詳しくない人にとっては、違いが分からなかったり、父の日のプレゼントにしたいけどどれがいいか分からない・・・と思う人も多いはず。

 

 ということで今回は久保田の銘柄一つ一つ、それぞれの銘柄の違い、プレゼントにおすすめの商品をご説明します!

 価格の手頃なもの順にご紹介していきます。

 

※日本酒のランク (精米歩合=お米の磨き具合で変わります。)
普通酒 ・・・・・・・・精米歩合の規定なし
本醸造 ・・・・・・・・精米歩合70%以下
特別本醸造・・・・・・・精米歩合60%以下
吟醸(純米吟醸)・・・・・精米歩合60%以下
大吟醸(純米大吟醸)・・・精米歩合50%以下
となり、大吟醸(純米大吟醸)が最高のランクです。

 

※日本酒度 
日本酒の甘い、辛いの目安
+の値が大きいほど辛口、マイナスになるほど甘口。(あくまで目安)

 

 

 久保田とは

 「久保田」は新潟県長岡市に構える「朝日酒造」が醸す日本酒の銘柄。朝日酒造は久保田だけでなく「朝日山」「越州」などのブランドの日本酒も製造しています。「朝日山」は意外と身近なコンビニ(ローソン)でも見かけることができます。

 味わいとしては新潟のお酒らしくすっきりとした淡麗辛口のお酒が大きな特徴。

 

 久保田 百寿 特別本醸造

 

      

 

 久保田で一番価格のお手頃な商品。久保田の基本形であり、毎日の定番酒としてどんな料理にも合わせられる、飲み飽きしない万能型の辛口のお酒。

 価格は720mlで1,085円と、一般的な日本酒よりも変わらない価格でこれほどの品質ならば人気が出るのは当然です。 

 

 香りの主張は控えめに、辛口で飲み飽きしない酒質に仕上げた、「久保田」の基本形。ふくらみのある辛味や酸味があり、飲んだ後はドライさを感じます。シンプルな肴とともに、また、飲み疲れしないキレのため、酒だけでもお楽しみいただけます。         朝日酒造HPより

 

 

  

 久保田 千寿 吟醸

 

 

      

 

 久保田といえばこの「千寿」が真っ先に思い浮かびます。小売店でもこの千寿が置かれているお店が多く、それほど久保田のスタンダードのお酒として認識されています。生産本数も千寿が一番多く、久保田シリーズを支えている看板商品です。

 

 「淡麗辛口の代名詞」と言われるほど人気を誇る商品。冷やだけでなくお燗で飲んでも美味しくいただける吟醸酒。この千寿を知らなければ久保田は語れません。

 

 綺麗でスッキリとした味わい、上品で澄んだ香りに仕上げた、いつもの食卓を少し特別にする「食事と楽しむ吟醸酒」。喉をさらっと通るキレの中に、米本来の旨味と酸味が感じられます。濃厚な料理から繊細な料理まで、味を邪魔することなく、素材の味と香りを引き立てます。 

 朝日酒造HPより

 

 

⇒ 久保田 千寿 商品詳細 価格(定価)、飲み方、味わいなど

 

 久保田 紅寿 純米吟醸

 

       

 

 辛味と酸味が調和し、やさしい口当たり・ほのかな甘味の中にドライさを感じる純米吟醸酒。若いバナナや青リンゴのような清涼感のある香りが抜けていきます。しっかりとした味付けの料理と合い、「久保田」ならではのキレが食欲を刺激します。

朝日酒造HPより

 

 

 

 久保田 純米大吟醸

 

       

 

【商品名】久保田 純米大吟醸
【原料米】五百万石 50% / 五百万石 50%
【精米歩合】50%
【アルコール度数】15度
【日本酒度】±0

【酸度】1.3

【飲み方】ロック△、冷酒◎、常温〇、ぬる燗△、熱燗×
【価格】720ml 1,570円 (化粧箱なし1,520円)
    1.8L    3,400円 (化粧箱なし3,300円)

    300ml 750円

 

 久保田 碧寿 純米大吟醸 山廃仕込み

 

       

 

  山廃仕込みで造られている純米大吟醸。山廃仕込みとは一般的にコクや含みのある味わいになることが多くお燗に向いているお酒。久保田でお燗(ぬる燗程度)を楽しみたい方に向いているお酒です。さらに常温や冷酒でも美味しく飲めるので幅広い温度帯で味わうことができる万能な1本です。

 

 乳酸菌の力を最大限引き出す、伝統的な醸造方法の山廃仕込みによる純米大吟醸酒。山廃仕込みならではのどっしりとした旨味を感じさせながらも、爽やかでシャープな酸味、キレのある軽いのど越しが特長です。グリルや炙りなど、香ばしい料理とともにお楽しみください。

朝日酒造HPより

 

【商品名】久保田 純米大吟醸
【原料米】五百万石
【精米歩合】50%
【アルコール度数】15度
【日本酒度】+2

【酸度】1.2

【飲み方】ロック△、冷酒◎、常温◎、ぬる燗◎、熱燗△
【価格】720ml 2,230円
    1.8L    5,030円

 

 

 

 久保田 萬寿 純米大吟醸

 

      

 

 言わずと知れた久保田の最高ランクの最高級品。 贈り物やプレゼントにはとても喜んでもらえる銘柄で実際に購入する方も多いです。「萬寿」という商品名も縁起の良さも感じます。格式高いバランスの取れた味わいでふくよかで上品な品質の良さを感じることができます。迷っているなら迷わずこれをオススメします。

 

 速醸仕込みと山廃仕込みを絶妙にブレンドした、「久保田」の最高峰。華やかで重厚な香りは喉元まで余韻が続き、ふくらみのある柔らかさの中に、旨味・甘味・酸味が調和した、品のある味わいです。ふわりと旨味を感じる料理などと互いに高め合います。

朝日酒造HPより

 

【商品名】久保田 萬寿 純米大吟醸
【原料米】五百万石・新潟県産米
【精米歩合】麹米50%・掛米33%
【アルコール度数】15度
【日本酒度】+2

【酸度】1.2

【飲み方】ロック△、冷酒◎、常温◎、ぬる燗〇、熱燗△
【価格】720ml 3,640円
    1.8L    8,110円

 

 

 

 久保田 千寿 吟醸生原酒 【1月限定出荷】

 

 

         

 

 萬寿まではレギュラー商品(定番商品)でしたが、ここからは限定品をご紹介します。

 

 この「千寿 吟醸生原酒」は1月限定出荷となっている商品。年1回のみの販売です。以前は緑色の瓶だった「久保田 生原酒」をリニューアルし2020年より発売されました。

 

「原酒」となっているのでアルコール度数は高めの19度。生酒ですので要冷蔵での保管となっています。

 しぼりたての生酒という仕様なのでフレッシュかつフルーティーな若々しさもありながらアルコール度数の高い原酒なので深いコクも味わいうことができる贅沢な商品。

 お燗では楽しむことはできず、ロックや冷酒で飲むのがオススメ。

 

 寒造りで造られた、冬限定の『久保田 千寿』の吟醸生原酒。搾りたてのフレッシュな口当たりと、原酒ならではの濃厚な味わい、そして、力強い香りが特長のお酒です。もちろん、千寿本来の飲みやすさとキレもそのまま。さっぱりとした料理でもコクのある料理でも、冬の味覚にぴったりの一杯です。 

朝日酒造HPより

 

【商品名】久保田 千寿 吟醸生原酒
【原料米】五百万石
【精米歩合】麹米50%・掛米55%
【アルコール度数】19度
【日本酒度】+5

【酸度】1.4

【飲み方】ロック◎、冷酒◎、常温△、ぬる燗×、熱燗×
【価格】720ml 1,400円
    1.8L    3,120円

 

 

 久保田 萬寿 無濾過生原酒  【2月限定出荷】

 

       

 

 久保田の最高級品「萬寿」の限定バージョン。2月限定出荷となっており、2020年に初めて発売されました。規格はもちろん純米大吟醸。そして生酒となっているので火入れをせず、フレッシュな状態で出荷されています。無濾過ということでその名の通り濾過をしていません=お酒本来の旨味とコクを味わうことができます。さらに原酒となっているのでしっかりとした飲み応えのある味わい。

 

 まさに贅沢三昧のお酒!!お値段もさることながらその期待に応える品質となっています。これを飲める方は幸せ者ですね。

 

 寒造りで造られた、冬限定の『久保田 萬寿』の無濾過生原酒。もろみを搾った後、一切手を加えない製法ならではの、ほのかな黄金色の見た目と芳醇な香り。濃厚で深い味わいをもちながらも、柔らかくなめらかな口当たりが特長です。素朴で、上質な搾りたての味わいは、寿司、天ぷら、懐石などの和食によく合います。

※朝日酒造HPより

  

【商品名】久保田 萬寿 無濾過生原酒
【原料米】五百万石
【精米歩合】麹米50%・掛米33%
【アルコール度数】17度
【日本酒度】+2

【酸度】1.5

【飲み方】ロック◎、冷酒◎、常温△、ぬる燗×、熱燗×
【価格】1.83L  9,900円

 

 

 爽醸 久保田 雪峰 純米大吟醸 【4月限定出荷】

 

        

 

 キャンプ用具やアウトドアメーカーの「スノーピーク」と共同開発した商品。時系列が逆になってしまいますが、2017年に後で紹介する黒いボトルの「久保田 雪峰 純米大吟醸 山廃仕込み」を発売し、2019年にこの白い箱の「爽醸」を新発売しました。

 

 アウトドアと日本酒は一見無関係のような気もしますが、「アウトドアで日本酒を楽しむ」というコンセプトで開発したようです。ちなみにスノーピーク社も朝日酒造と同じ新潟の会社。

 

 4月限定出荷ということで春の訪れとともにアウトドアで楽しめることを意識した商品。パッケージも春をイメージし純白となっています。爽やかでライトな飲み口を表現している細身のボトル(500ml)もアウトドアの適した大きさ。お花見などで持っていくにはピッタリです。

 

 雪解けや芽吹きなど、春の訪れと息吹をお楽しみいただくための久保田 雪峰です。原料米を吟選し、爽やかな香味を維持するために、厳冬の寒造りによる低温発酵と氷温貯蔵を行いました。マスカットやマスクメロンのような爽快でフレッシュな香りとともに、甘味・酸味の調和の中に、米の旨味がほんのり広がります。10~15℃の花冷えでキレを、常温で華開く香りを感じていただけます。春のほろ苦さを感じる山菜料理などとともにお楽しみください。

朝日酒造HPより

 

【商品名】爽醸 久保田 雪峰 純米大吟醸 
【原料米】五百万石・新潟県産米
【精米歩合】麹米50%・掛米33%
【アルコール度数】14度
【日本酒度】+2

【酸度】1.2

【飲み方】ロック×、冷酒◎、常温◎、ぬる燗×、お燗×
【価格】500ml 3,100円

 

 

 

 久保田 翠寿 大吟醸 生酒 【4~9月限定出荷】

 

         

 

 暖かくなる4月から9月にかけ出荷される限定品。生酒ですので要冷蔵となっています。久保田ブランド唯一の大吟醸となっており、気温が高い暑い日にキリっと冷やして飲むにはふさわしい商品です。

 

 軽快な辛口となっており、大吟醸ならではの華やかな香りと、キリっとした味わいのため杯がどんどん進みます。久保田のなかでも一番スッキリとした味わいではないでしょうか。

 

加熱殺菌を一切せず、低温で貯蔵することで若々しさ・爽やかさを感じる、大吟醸の生酒。清々しい華やかな香り、軽やかな味わいと上品な甘味、そして、華やかさの後に瞬く間に心地よいキレが訪れます。優しいハーブやスモーク素材などを使った冷製料理とお楽しみください。

 朝日酒造HPより

 

【商品名】久保田 翠寿 大吟醸 生酒 
【原料米】五百万石・新潟県産米
【精米歩合】麹米50%・掛米40%
【アルコール度数】14度
【日本酒度】+4

【酸度】0.9

【飲み方】ロック△、冷酒◎、常温△
【価格】720ml 2,810円

 

 

 

 久保田 雪峰 純米大吟醸 山廃仕込み 【7月限定出荷】

 

         

 

 少し前に紹介した「爽醸」と同じくスノーピーク社と共同開発した商品。こちらは7月限定出荷なっています。こちらは真っ黒のデザインになっており爽醸とは対照的です。2017年に初めて発売されました。

 

 「爽醸」は春に楽しむお酒でしたが、こちらは夏から秋にかけてのキャンプシーズンに楽しんでもらうために企画しています。爽醸は軽快な味わいでしたがこちらは反対に濃厚なコクが持ち味。肉などの野性的な料理負けないように造ったお酒です。

 

 スノーピークと共同開発した、アウトドアで楽しむための特別な久保田。山廃仕込みがもたらす絶妙に調和した懐の深い味わいが特長で、個性的で野趣あふれるアウトドア料理にもバランスよくマッチします。季節に合わせた温度でお楽しみください。

朝日酒造HPより

 

【商品名】久保田 雪峰 純米大吟醸 山廃仕込み
【原料米】五百万石・新潟県産米
【精米歩合】麹米50%・掛米33%
【アルコール度数】16度
【日本酒度】+2

【酸度】1.4

【飲み方】ロック〇、冷酒◎、常温◎、ぬる燗〇、熱燗△
【価格】500ml 3,100円

 

 

 

 久保田 千寿 純米吟醸 【料飲店先行発売】

 

               

 

 レギュラー商品の「千寿 吟醸」、1月限定出荷の「千寿 吟醸生原酒」と同じく千寿という名前を冠している銘柄。先の2本は吟醸規格でしたがこちらは純米吟醸となっています。2019年10月発売。

 

 「料飲店先行発売」となっているので今後小売店でも発売するのかもしれません。現時点では酒販店で購入することはできませんが、もし居酒屋などで見かけたときは飲んでみてください。

 

 綺麗でスッキリとした味わいと穏やかな香りでバランスのとれた、料理の邪魔をしない純米吟醸酒。口当たりはやわらかく、ドライな飲み口を楽しめます。冷やすとほどよい酸味と飲んだ後のキレが感じられ、常温になるにつれて酸味がたち、旨味の余韻が長く残ります。さっぱりとした料理はもちろん、バターやマヨネーズなどを使ったコクのある料理ともお楽しみいただけます。

朝日酒造HPより

 

【商品名】久保田 千寿 純米吟醸

【原料米】五百万石
【精米歩合】麹米50%・掛米55%
【アルコール度数】15度
【日本酒度】+3

【酸度】1.3

【飲み方】ロック△、冷酒◎、常温◎、ぬる燗◎、熱燗△
【価格】不明

 

 

 

まとめ 【結局どれがおすすめ?】

 

 いかがでしたか?今回は新潟を代表する銘酒「久保田」をご紹介しました。

 

 プレゼントなどの贈り物でオススメとしては「久保田 純米大吟醸」か「碧寿 純米大吟醸 山廃仕込み」あたりより上のランクの商品がいいかと思います。最高ランクの「萬寿」はもちろんのこと限定出荷となっている銘柄も希少価値があるのでオススメです。

 

 実店舗で入手することは難しいので、手間とコストを考えるとネットで購入する方がいいでしょう。一般の大手売店ではプレミア価格で販売されていることがほとんどですので注意してください。

 

 この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです!!

 

 ↓その他父の日のプレゼントで悩まれている方は「贈り物に喜ばれる日本酒のおすすめを厳選チョイス!!」記事もありますのでご参考にどうぞ!!

www.alco-islands.com